【駄文】モダン七英雄のプレインズウォーカーを決めよう！その１

2016年1月26日 TCG全般コメント (3)

結構真面目に組みたいと思ってる

● 強いプレインズウォーカーと弱いプレインズウォーカー
実際に構築で使われた/使われなかったプレインズウォーカーの共通点を探して
どんなカードが実際に強いのか考えてみることにしました。
プレインズウォーカーのマナ域でメジャーな４マナと５マナについてです。

▼４マナＰＷ構築級の条件
① 忠誠度を減らさずにアドが取れる　　　　　　　　　
② プラスで相手の戦力を削いで、マイナスでアドが取れる
③ 特定のデッキで強い
④ 神のように別格

(①…BFZギデオン、君主ソリン、還暦ペス、紅蓮チャンドラ、ゼナゴス、沼リリアナなど)
(②…思考ジェイス、復讐のアジャニ、初代キオーラ etc…)
(③…青黒テゼレット、初代ガラク、初代アジャニ)
(④…精神を刻むもの、ジェイス)

これらを構築級の４マナＰＷと言うなら、神童ジェイスの裏面も
４マナ相当と言えると思います。(②の性能に相当する)

それ以外の、炬火チャンドラ、ナーセット、不動アジャニ、ギルドパクトジェイスなどのＰＷは
残念ながらあまり構築で使われませんでした。

▼５マナＰＷ構築級の条件
① 忠誠度を減らさずにフィニッシュできる手段を持つ

(例：赤サルカン、M12ジェイス、M12ガラク、M12ギデオン、M15ニッサ、)

それ以外の初代チャンドラや、赤緑青サルカン、ヴラスカやBFZのニクシリスは
構築であまり使われてないです。

プラス能力で１ドローするようなアドを取る行為も、
マイナス能力で相手の盤面に干渉する行為も
どちらも５マナ相当とは言えないと評価されているみたいです。

３マナ、６マナのＰＷの採用基準はわからないので割愛。
今回のチャンドラの評価は出来ないでいます。

● プレインズウォーカーを並べることを考える
レガシーのフリプ会でたつあにさんがBFZギデオンを推していたときに
Esper Stonebladeを組んでるfjymさんが言っていたことです。
「デッキの中のＰＷの優先度は、ジェイス＞君主ソリン＞ナヒリ＞ギデオンですかね…。」

攻め向けのギデオンと受け向けのソリン(意味深)の違いと言えばそうなんですけど、
それだけではないようにも思えます。

▼ 他にＰＷがいるときに強いＰＷ
シナジー等は関係なく、MTGには「2体出されるとマズイ」ってカードがあると思います。
俺の経験的にはタルモゴイフや包囲サイがその例です。
タルモやサイは1匹だけだったらそこまで脅威ではないのですが、
タルモ・サイが一旦殴ってきて、こっちがスルーするかチャンプブロックするかした後の
第２メインで再びタルモやサイが出るときの絶望さは半端ではありません。

プレインズウォーカーは伝説とほぼ同じ扱いなので２体出ることは無いのですが
ここでは複数プレインズウォーカーが並んだ時の脅威を考えてみます。

▼ イニストラードの君主、ソリン
ソリンはデルバー一強の環境にはとても恵まれなかったものの
闇の隆盛発売当初にはその額面から9000円もしたパワーカードです。
主に能力とピッタリ合う「白黒トークン」デッキに使われると予想されたのでしょう。
まぁ実際には殆ど使われませんでしたが。

そんなソリンにようやく見出された就職先は
トークンデッキではなく、リリアナやギデオン、タミヨウなどが入ったＰＷコントロールでした。
攻めと守りのバランスのとれたソリンは、他のＰＷと一緒に戦うことで輝くとも言えそう。

fjymさんはこうも言ってました。
「ジェイスとソリンが並んで負けた試合は１度もないです。」

"それは君主ソリンが強いんじゃなくて神ジェイスが強いだけだろ！！！"
と思うかもしれませんが、多分違うと思います。
神ジェイス１枚で制圧できる相手なんて
せいぜいLoop Junktionみたいなマゾデッキ位のものでしょう。

▼ 灯の再覚醒、オブ・ニクシリス
うって変わってスタンの話に。
BFZのオブ様は、上の「５マナの構築級ＰＷ」に当てはまらないいわゆる
残念ガッカリプレインズウォーカーな訳ですが、
コイツにもささやかながら採用されるデッキがありまして、
それがやっぱりEsperのプレインズウォーカーコントロールな訳です。
「真面目な訪問者、ソリン」のスロットを割いてまで入れています。

というわけで、「他のＰＷがいるときに本領発揮するプレインズウォーカー」であれば
構築級やハイパワーなカードでなくても採用されちゃうわけです。

七英雄はプレインズウォーカーを複数並べるデッキなので
１枚１枚の性能だけと睨めっこしてもダメな気がします。
需要の無い続きはそのうち。